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あまり差し障りの無いチョイスだなあ、と我ながら思う。はっきり言うと店の品揃えが死ぬほど悪い。
寝ずの番は、自分の話が面白い、と思ってる人は見といたほうがいいと思う。銀河ヒッチハイクガイドはレッドドワーフ号が好きな人は是非。
部屋を掃除していると音楽のCDがゴッソリ入った箱が出てきた。ジャンルもてんでバラバラに、百枚以上はある。
これはひとえに近所のハードオフのせいといえよう。中古のシングルCD一枚10円という価格で無造作に突っ込まれているそれらを思春期の頃漁りに漁った。僕にとってはこれだけが、音楽に対する入り口だった。
音楽に死ぬほど疎かった僕はお目当てのアーティストがいるわけもなく、こいつは良い、どれが悪い、などわかる筈もなくひたすらジャケ買い一本釣りを繰り返した。
得をしても損をしても10円。しかし勝負事のように、いつも真剣に買うCDを選んだ。
不思議とそんな時期に聞いた音楽というのは、今聞いても良いもんだなあ、と思った。確かに恥ずかしくなるような青臭いチョイスもあるが、それも含めて微笑ましい。
この時期に自分が選んだものって一生物だなあ。もっと色々な無駄遣いをしておけばよかった。
糸井重里さんがテレビ番組を録画する時は、CMも一緒に入れとくと面白いよ〜と何かで言っていたけど、なんというかあんな感じだ。