あけましておめでとー
とか、シーズン終わってから言うのって、なんかあざといよね。
すっかり日記を書く習慣というものが失せてしまったっぽいですが、たまにドバっと書くのもそれはそれで、と思っております。
なんかもー最近全然、ネットで仲の良い人と喋ったり一緒にゲームしたりっていうのが希薄で、(ツイッターもやめちゃったもんで)みんな元気してんのかな?って感じなんですが、僕の方は元気です。なんか低スペでワイワイ出来るゲームないかな。
バイトの都合で夜はさっさと寝ちゃうもんで、ネットといえど時間帯ぐらいは合わないと、やっぱりお喋りもままならないなあ。(おっ、近況を書くとなんだか日記っぽくなったぞ)
 
マクロス7 Vol.1 [DVD]超時空要塞マクロス Vol.1 [DVD]超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか HDリマスター版 [DVD]
ビデオ。っていっても全部アニメかよって感じなんですが、二つはテレビシリーズなんで、話数が多かったんです。12月ぐらいからチマチマ見始めて、ようやくさっき愛覚えていますかまで見終わった。
マクロスってガンダムに比べてなんというか、ガンダムだと大まかに話の流れって、分かるじゃないですか。見てないシリーズのやつにしても。ゲームの出演も多いし。
でもマクロスってどんな話か、見てないと全然わかんねーなと思って。俺、あの例の三段変形する戦闘機が「マクロス」って名前だとちょい最近まで思ってたぐらいで。そろそろ見ておくか…と思いまして。
順番はマクロス7超時空要塞マクロス→愛おぼえていますかで行きました。
愛おぼえていますかはもう絶対面白いだろうからトリにしよう、と思っていて(最初に一番面白いの見たら後ダレるからね)じゃあセブンから…という感じに。
  
マクロス7は、次に超時空要塞〜の方を見てる時に気付いたんですが、これガンダムで言ったら、Gガンダムのポジションなんじゃないか…?あやうくマクロスってこういうのなのか〜と誤解しそうになったわ。
今見ると良くも悪くも90年代臭が凄くて、ちょっとキツかったです(特に敵側が)面白かったけど
 
超時空要塞なんすが、初めて知ったんですが愛おぼえていますかとはパラレルなんですね。見てる間ずーっと、劇場版のタイトルにもなってる例の歌をいつうたうのかな〜って思ってたんですけど、あれ劇場版だけなんですね。
面白いアニメだなあ、と思ったのは、作画が良い悪い以前に、アニメしてるかも怪しいようなガタガタな時があったり、かと思えばとんでもないドッグファイトをやっちゃう回なんかもあったりして。でも、その良いのと悪いのが両方あると、不思議と良い方に目を引かれるというか、その良い時のイメージがずっと引っ張ってくれているような感じがあって、作画が悪い時も実際よりはあまり気にならなかった。
当初の最終予定回だったらしい27話の「愛は流れる」は、今見てもスゲエーと思う。圧巻
昔のアニメは魂がこもってる!とか言ってるおっちゃんのコメントをyoutubeなんかで見るけど、なんとなくその気持ちもわかるなあ(でも当時の製作者の努力を魂の一言で片付けるのも勿体無い気がするけど)
今のアニメ(って言い方も好きじゃないけど)と比べると「製作者の力が入ってる話」っていうのは確かに分かりやすいなあとは思う。
…というか、単純に物凄く絵の酷い話の時があるから、ギャップが凄まじ過ぎて絶対気付くってだけの話なんだけど。マイナス100の次に一気にプラス100になったら誰でも「おっ」ってなっちゃうものな。
まとまりで言ったら、作画が全然崩れない今のアニメは高水準だし、凄いなあ、と思うんですが、全部がおいしすぎて何がメインなのか分かり辛いし、たまにちょっとでも変な物が出ると余計マズく感じちゃうような部分は、あるんじゃないかなあと思います。これは映画でもゲームでも、最近はよく感じる。
 
それで愛おぼえていますか、なんだけど、あの、ちょっと別の話するんですが、ガンダムとか、ウルトラマンとか、本来子供を狙って作られた作品で今もシリーズが出ているものって、実際に見てみると超バタ臭かったり、所詮子供向けでしょ?って物凄くナメて作られている部分というのが絶対あって、例えばガンダムなんかでよく聞く人間ドラマがどう、とか、仮面ライダーは悲劇のヒーローだなんていう部分は、全体から見ると実際はほんの一側面でしかなかったりするじゃないですか。
でもその、一番おいしい部分をいいなあって思った人が沢山いて、そうなってくると、オフィシャルの方でも方向性がそっちに行っちゃうというか、
ガンダムだったらミリタリーな部分や、メカニックのリアリティを求めたもの、戦争の悲劇を描いたもの、沢山ありますけど、あれは全部、言い切っちゃうと要はそういった、一側面のクローズアップなわけですよ。
その過程で「いいかげんな部分」っていう不純物が無くなっていって、それでようやく、ファンが語るような作品像になっていくわけじゃないですか。そこへ至るまでは、言ってしまえば各々の脳内で美化された絵が、その人の中では戦争ガンダムだったり、人間ドラマガンダムだったりしたわけで。
んで「愛おぼえていますか」の話なんですが、愛おぼえていますかは、そういう、本来「子供向け」と揶揄されてきたアニメや特撮が長い周期でこつこつと不純物を「ろ過」して行く過程を、テレビから映画で一足でやってしまい、それどころか各々の「脳内マクロス」を飛び越えて、それ以上のものを見せてくれた感がありました。
当時のオタクな方々がどんっっなに脳内でアニメを美化する方法が上手であっても、TVシリーズが終わった時点で「愛おぼえていますか」の映像を越えるものを頭の中に描けた人って、いなかったんじゃないかって思いました。
とにかくそれぐらいに凄まじい映像だった。
 
「愛おぼえていますか」だけ見てあー面白かったーでも楽しめたろうけど、一通りテレビシリーズ見てよかったなあと思いました。